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【活動報告】広報委員会、マルノ靴店を取材(クローズアップ北区)

【活動報告】広報委員会、マルノ靴店を取材(クローズアップ北区)

王子法人会広報委員会は9月24日、広報誌「KITAきつね通信」の人気企画「クローズアップ北区」の取材で、赤羽スズラン通り商店街振興組合(赤羽LaLaガーデン商店街)にある「マルノ靴店」を訪問しました。取材内容は、2026年11月号に掲載する予定です。

マルノ靴店 Instagram
https://www.instagram.com/shoesshop_maruno/

明るく整えられた店内には、ウォーキングシューズやランニングシューズをはじめ、色やデザインもさまざまな靴が並んでいます。お話を伺ったのは、同店の4代目を務める丸野さんです。

■京橋で創業し、赤羽へ

マルノ靴店の創業は1922(大正11)年。最初の店舗は京橋にありました。当時は、一度履かれた靴を仕立て直したり、修理したりして販売することもあったそうです。

その後、祖父母の代に赤羽へ移り、戦後の商店街の発展とともに地域に根を下ろしてきました。かつては現在とは別の場所にも店舗を構えながら、時代に合わせて営業を続けてきたといいます。

創業100周年を迎えた2022年には店舗をリニューアル。長く店で使われてきた看板の一部は、現在の店内にも生かされています。新しくなった店内に、積み重ねてきた歴史が自然な形で残されていました。

■同じサイズ表記でも、履き心地は違う

取材中、私自身は靴のサイズが25.5センチなのですが、同じサイズ表記でも、履いてみると大きく感じたり、幅が合わなかったりすることがあると話しました。丸野さんによると、同じような悩みを持つ人は多いとのことです。

同店では、扱っている靴の幅や足の収まり方を把握しているため、実際の履き心地を確かめながら、靴ひもの締め方を調整したり、別のタイプを提案したりしています。

さらに、左右の足でフィット感が異なる場合には、「パッキング」と呼ばれる詰め物を使って調整することも、シューフィッターの仕事の一つだそうです。人の足には左右差があり、利き足などによって筋肉の付き方や足の厚みが変わることもあります。

靴底の減り方から、体重のかかり方や歩き方の特徴が分かることもあるそうです。いつも同じ側で荷物を持つといった日常の習慣も、身体のバランスや靴底の減り方に影響することがあります。

マルノ靴店には、シューフィッターのほか、ウォーキング指導員やパーソナルカラーに関する資格を持つスタッフもいます。足への収まり方だけでなく、用途や服装、好みに合わせて相談できることも、専門店ならではの魅力です。

靴は購入して終わりではありません。同店では、実際に履いて歩いた後の状態も見ながら、靴底の減り方や歩き方を確認し、アフターフォローにも応じています。自分では気付きにくい歩き方の特徴まで相談できることも、心強く感じました。

■歩くことへの関心とともに

マルノ靴店では、20年以上前からウォーキングシューズを扱い、スタッフがウォーキング指導員の資格を取得するなど、歩くことと靴の関係に向き合ってきました。

丸野さんによると、当初は健康づくりとしてウォーキングに関心を持つ人が多かったそうです。その後、2011年の東日本大震災で多くの帰宅困難者が生じたことをきっかけに、長い距離を歩くことや、その際に履く靴へ関心を向ける人が増えたと感じたといいます。

また、コロナ禍で外出や歩く機会が減り、その後、再び歩き始めたことで足の痛みを訴える人も増えたそうです。日頃から自分の足に合う靴を選び、無理のない形で歩くことの大切さが伝わってきました。

現在はウォーキング用だけでなく、クッション性や安定性を備えたランニングシューズも豊富に扱っています。

商店街を訪れる海外のお客さまが、店頭のPOPを見て入店し、厚底のランニングシューズを指さして試着を希望することもあるそうです。中でも、ミズノの「ウェーブライダー」は手に取る人が多いとのことでした。

■地域とともに歩んできた店

丸野さんは商店街の活動にも関わり、地域とのつながりを大切にしています。ご自身を含め、親子3代で赤羽小学校に通ったというお話からも、長年この地域とともに歩んできたことがうかがえました。

インターネットで靴を購入できる時代ですが、同じサイズ表記でも、足への収まり方や履き心地は一足ごとに異なります。実際に履いて歩き、自分では気付きにくい足の特徴について相談しながら選べることは、地域の靴専門店ならではの価値です。

身近な商店街の中に、足と歩き方について気軽に相談できる店がある。その安心感も、マルノ靴店が世代を超えて親しまれてきた理由の一つなのだと感じました。

(広報委員・渡邉文重)